ごあいさつ        

Mayuho HASEGAWA                      En français ⇨ ici

Professor (Tokyo University)  Ph.D.  historian

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こんにちは。長谷川まゆ帆です。1994年の春から東京大学教養学部・大学院総合文化研究科のスタッフとしてフランス近世史を教えています。同時に研究も続けてきました。

研究の専門分野は、近世フランス史ですが、具体的には、医療や身体、読むことや書くこと、人間の生き死に……..といった日常性の中に潜む問題から、人間の「こころ」と「からだ」の変化を考えてきました。歴史学の存在意義は、今から75年も前に、マルク・ブロックが『歴史のための弁明』のなかで書いているように、わたしたちの生きる現在から過去へ問い、過去との対話のなかで人間や社会についての理解力、まなざしを広げていくところにあります。わたしも「今あるもの」「見えるもの」がすべてであると思って満足するのではなく、現在の自明性を疑い、時間や経験という境界を超え出ていこうとする歴史学の知的冒険に魅了されてきました。

研究の特徴としては、人類学の方法や視座を積極的に取り入れているところにあり、文献を用いながらも単なる知識や情報の集積にはとどまらない、スリリングで広がりのある知を模索しています。ここ何年かは、長年あたためてきた研究——アルザス南部の小村に起きた助産婦の任命をめぐる係争事件の謎——を本にまとめていましたが、それもやっと一段落しました。今はこの研究の過程で浮かび上がってきたいくつかのテーマについて、新たな気持ちで研究に取り組み始めています。

Wesserlingにて 2013.6わたくしの場合、謎の多い、奥の深い問題と格闘しているときがいちばん幸せです。過去に問い考えることは「旅すること」であり、「書くこと」は「モノをつくること」でもあって、その過程で体験的に見えてくることがたくさんあるからです。それは子どもの頃にああだこうだと捏ねくり回してはのめりこんでいた「泥んこ遊び」にも似ています。

これまでの研究や現在の関心/活動などを広く知っていただくために、いよいよわたくしもWebpageの作成に取りかかりました。みなさまの素晴らしいサイトを参考にしながら勉強中です。(2018.10.8)

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Château de Lunéville 2018. 9. 5 撮影

現在の所属:東京大学 

教養学部歴史学部会

大学院総合文化研究科・教養学部

地域文化研究科

小地域フランス

研究室:駒場14号館 503A